はじめに
初めまして!株式会社GROWTH VERSEにてエンジニアをしております、赤坂です。 昨日3/25、golang.tokyoが開催されました! https://golangtokyo.connpass.com/event/348079/
本日参加してきたので、発表内容や雰囲気をお伝えできればと思います!
Go製のマイグレーションツール「git-schemalex」の紹介と運用方法(@mwudoさん)
発表資料: speakerdeck.com
関連URL: https://github.com/schemalex/git-schemalex
トップバッターは、Gitを活用したマイグレーションツール "git-schemalex" の紹介でした!Schemaのバージョン管理をGitで行うことで、変更履歴の追跡やロールバックが楽になるという話でした。運用の工夫や実際の活用例も交えて説明されていて、とても参考になりました。
slogによる構造化ログの実装とCloudWatch Logs Insightsでの利用(@Ryuya Ishibashiさん)
発表資料: speakerdeck.com
関連URL: https://pkg.go.dev/log/slog
ログの管理って悩ましい問題ですが、Goのログを slog に統一する試みについての話がありました!CloudWatch Logs Insights を使えば SQL ライクなクエリでログを絞り込めて、 user_agent でフィルタリングできるのも便利そうです。ログのテストまでしっかり書いてあるというこだわりも素晴らしいポイントでした。
Goのanalysisパッケージで自作するリファクタリングツール(@38tterさん)
発表資料: speakerdeck.com
関連URL: https://pkg.go.dev/golang.org/x/tools/go/analysis https://pkg.go.dev/go/ast https://pkg.go.dev/golang.org/x/tools/cmd/eg
Goの標準ツールである analysis パッケージを活用して、リファクタリングを自動化する方法が紹介されました。静的解析を駆使すれば、特定の式を自動変換したり、import の整理もできて便利そうでした。型安全にリファクタリングができる eg の話も興味深かったです。
Go 1.24 の go vet とtests アナライザ(@kuroさん)
発表資料: speakerdeck.com
関連URL: https://pkg.go.dev/cmd/vet
Go 1.24 で go vet がアップデートされ、新しく tests アナライザが追加されたという話題でした。 go vet はコンパイラでは見つけられないコードの問題を静的解析で検出するツールですが、今回のアップデートでさらに便利になったみたいです。printf や buildtag の解析機能が強化されたのも嬉しいポイント!
sqlcでgeometry型を扱うときに気をつけるべきこと(@西尾健人さん)
関連URL: https://github.com/sqlc-dev/sqlc https://postgis.net/
最後は sqlc を使うときに geometry 型をどう扱うかという話。 sqlc は SQL クエリから型安全な Go のコードを生成してくれるツールですが、 geometry 型は明示的に指定しないと interface{} になってしまうという注意点がありました。その解決策として、カスタム型を使う方法が紹介されていて、なるほど!という感じでした。
まとめ
今回のイベントでは、Go 開発に役立つさまざまなツールやテクニックが紹介されました。 どの発表も実践的で、すぐに役立ちそうなものばかりで、参加していてすごく楽しい時間でした。次回のイベントも楽しみです! Xで、#golangtokyoで検索してみると雰囲気もわかるかと思います!ぜひ見てみてください!
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